密栓をしたまま(蓋を空けずに)ボトル内の圧力を知る方法

圧力注入後、注入キャップから他の密栓に差し替えた時に減る圧力、又残った圧力を知りたいと考えた。それには、圧力を重さで管理する方法が良いと、思い実験し、大まかな数値を得た。

 

温度が15℃の時

  • 1リットル当たり1.5気圧の時重さは10.5g増える。
  • 3気圧の時14.7g増える。
  • 6気圧の時17.2g増える。

 

つまりその量の炭酸ガスが水に溶け込んだと言う事である。
元の液体の量、重さが判れば密栓をしたままでも、中の圧力を知る事が出来る。
様々な事に利用が可能で有ると思う。

 

炭酸の強度を注入圧で量る事は、気温や静置した時と流動している時の圧力の違いなどから、非常に難しい。

 

しかし、その実態は結局は何リッター中に何グラムの炭酸ガスが溶け込んでいるかで決まる。
そこで、実際の炭酸飲料や炭酸水を買い求め、リッター中に何gの炭酸ガスが溶け込んでいるかを調べた。

 

飲料の重さを量り、その飲料の炭酸を抜き又量り、その差が溶け込んでいた炭酸の重さと言う事になる。

 

  • コカ・コーラ リッター中に8.8g
  • 三ツ矢サイダー 〃 5.0g
  • 炭酸水
  • 伊藤園 日本の炭酸水 〃 8.0g
  • ウィルキンソンNo1  〃 8.2g
  • コカ・コーラICY SPARK 〃 7.0g
  • サントリー天然水スパークリング 〃 7.0g
  • サントリーSODA 〃 8.6g

 

自分の作る炭酸飲料の元の重さ量を計っていれば、出来た飲料がどの程度の炭酸を持ったか知る事が出来る。

 

公表されているコカ・コーラが5.0GVと言う事なので、
リッター中に5リットルの炭酸ガスが含まれた状態と言う事。

 

炭酸ガスの重さが0℃の時1立方メートル当り1.977kg 35℃の時1.752kg
温度が大体中間位だとすれば、1.864g 
5×1.864で9.32になります。

 

コカ・コーラが8.8gというのは、なかなか良い数値が出たのではないか?と思います。