炭酸水製造の安全性の確認
炭酸注入時に一番注意しなければいけない事は「むやみにガス圧上をげすぎない」ことです。容器破裂の危険が伴う上に、注入キャップ故障の原因になります。下記の上限を必ず守ってください。
冷蔵庫で冷やした浄水(5℃)の場合6気圧以上に上げないでください。常温(18℃前後)に注入する際は8気圧が限度です。炭酸容器以外(ビン類含む)は使用禁止です。
炭酸ガス注入のポイント
3.0気圧以上での炭酸ガス注入がおいしくないケース
ワインや冷酒、ソフトドリンクなどをスパークリングする際、減圧弁のガス圧が強すぎると飲料の風味や味わいが炭酸でかき消され、おいしくないです。炭酸ガスの主張が強すぎて飲料本来の旨味が損なわれます。
2.0気圧〜3.0気圧での炭酸ガス注入が一番美味しい
ワインや冷酒の場合、飲料にもよりますが、概ね辛口(1.5気圧前後)、甘口(2.0気圧前後)が飲料と炭酸が調和して一番美味しく仕上がります。
炭酸水やハイボールは3.0気圧〜6.0気圧が一番美味しい
炭酸水ですと3.0〜4.0気圧くらいが丁度良いです。ハイボールですと、5.0〜6.0気圧の超強炭酸水が良く合います。
上記のように炭酸ガス注入のポイントをしっかりと踏まえた上で炭酸注入されるのであればとても楽しく炭酸水をつくることができますし、いろんな飲料に炭酸注入して様々な味わいを楽しむこともできます。強炭酸水の作り方は以下を参照ください。
Beeタン Lシリーズ(圧力固定)炭酸ガス注入マニュアル
圧力開閉式/注入時間により1〜4気圧までおよそ調整できます。(マニュアル参照)
安全性の確認
ここでは、Beeタンの開発時に使用した減圧弁(8気圧注入用)を用いて炭酸注入の実験をしていますのでご覧いただき炭酸飲料用以外の容器を使用し、ガス圧を上げすぎた時の危険性を体感していただければと思います。
【8気圧で炭酸注入実験】
実験環境
- Beeタン8気圧注入減圧弁(非売品)
- 8気圧注入減圧弁の開閉式バルブを半分開放して行った。
- ※圧力調整型ではないので実質的には8気圧近くが注入されています。
- 炭酸容器以外の伸縮性のあるペットボトルを使用
炭酸注入後の膨張具合を測るために伸縮性のあるものを使用した。
※通常の炭酸注入は炭酸飲料専用の容器を使用します。
炭酸容器以外のものにガス圧を上げすぎた場合の危険性をご覧いただくための実験です。決してまねをしないようにしてください。