強炭酸水の作り方について

炭酸水を自分で作ってみたいと思ったことはありませんか。
なんだか難しそうな感じですけど、必要な部品と炭酸ガスを入手したら誰だって簡単に
低コストで炭酸水を作ることができます。

 

この記事では今まで炭酸水を作ったことのない人に向けて、手軽にしかも簡単に
強炭酸水を作る方法と必要な部品を紹介しています。

 

普通ではなかなか入手できない炭酸ガスボンベの入手方法や注意点なども紹介していますので
併せてご覧いただければと思います。

 

 

 

基本的な方法

強炭酸水の作り方の基本は、水の中に炭酸ガスを溶け込ませる事です。

 

この溶け込ませる作業を撹拌/かくはん(ボトルシェイク)といい、炭酸ガスを注入しながらペットボトル内を振動させることにより炭酸ガスが水に溶け込んでいきます。

 

もともと炭酸ガスは水に溶け込みやすい性質をもっていますので、その性質を利用してガスの圧力やボトルシェイクの強弱で、炭酸飽和状態における炭酸ガスの量を高めていく事が、なにより強い炭酸水を作ることになります。

 

具体的な器具や手順の解説も参照していただきながら、1本あたり3.2円で作れる強炭酸水の作り方を紹介します。

 

まずは次の動画を御覧いただくと簡単に強炭酸水が作れることが解ると思います。

 

強炭酸水の作り方 動画/5気圧Lシリーズ

当社製品の5気圧Lシリーズを使って強炭酸水を作りました。
けっこう強めの炭酸水ができます。

 

動画では素手で行っていますが、一応危険防止のためにグローブをするか、
エアークッションに入れて安全に行ってください。

 

出来上がったものがこちら。シュワシュワの強炭酸水です。

ミドボンの炭酸ガスは食品用として純度の高いものが使われています。
なので無添加でとても美味しいですよ。

 

作りたてのより冷蔵庫で半日ほど置いたものが、まろやかな味で炭酸も強くなります。
さらに美味しくなるのでこちらがおすすめです。

 

強炭酸水を作るために必要な部品

業務用炭酸ガスボンベやレギュレーター(減圧弁)、炭酸注入キャップなどが必要になります。すべて当社で取り揃える事は可能です。

 

なかでも炭酸ガスボンベの入手に関しては、個人ユーザーの方でも手軽に購入できるよう別途解説していますのでぜひご覧頂き参考にしていただければと思います。

 

ここではその部品について役割をお伝えします。

逆止弁付き炭酸注入キャップ

炭酸飲料用のペットボトルに取り付けて使用します。重要なポイントは炭酸ガスを注入したあとに飲料が吹き出さないように一方通行の弁(逆止弁・チェックバルブ)がついている必要があります。こちらの注入キャップには逆止弁がついていますので、炭酸ガス注入時に逆流したりガスが吹き出したりすることがありませんので、注入後のホースの取り外しも簡単に行えます。

意匠登録特許取得

意匠登録 第1532673号 逆止弁付炭酸注入キャップ
意匠登録 第1635084号 上部逆止弁付炭酸注入キャップ

業務用炭酸ガスボンベ(通称ミドボン)

入手ルートは3つあります。詳しくは別途解説。こちらでは当社指定の炭酸ガスボンべについての紹介です。Beeタンの炭酸ガスボンベは高純度食品添加物用を使用していますので、炭酸水は もちろん、ワインやビール、冷酒など様々な飲料に炭酸を注入できます。継続してご利用頂く場合はご連絡ください。※ご利用に際しては対象エリアがあります。メールにてお問い合わせください。beetan.jp@gmail.com

減圧弁(レギュレーター)

減圧弁(レギュレーター)はガスの圧力を減圧する役目があり、必ず必要になります。炭酸ガスボンベ自体は30気圧前後で圧縮されていますので、そのまま使用しますと大変なことになります。取り扱いの減圧弁は数種あり次の通りです。スタンダードモデル8気圧/オリジナルNEW8気圧/Lシリーズ4気圧/3.8気圧。炭酸水、強炭酸水、超強炭酸水等、好みの強さで炭酸水を作ることができます。

 

耐圧チューブ

業務用炭酸ガスボンベに減圧弁を取り付けたら、この耐圧チューブでキャップまで接続します。チューブの役割も大切で、安価なものを使用するとチューブ内部の臭いが炭酸水に香りとして入り込んでしまいますので出来上がった炭酸水に影響を及ぼします。ですから使用するチューブは炭酸水製造などに使用できる上質(国産品)なチューブを使用するようにします。

推奨チューブ:耐圧タイプ、長さ1.5M、外径8Φmm、内径5Φmm 柔軟性に優れ、小さな曲げ半径の使用が可能なもの。

接続コネクタ

チューブと逆止弁付き炭酸注入キャップを接続するコネクタ。一度接続するとガスや液体を漏らさない設計になっています。ワンタッチ式になっていて、脱着は縁のリングを引いて脱着します。

専用フタ

炭酸ガス注入した後にキャップに取り付ける専用のフタです。出来上がった強炭酸水を長期保存するために使用します。逆止弁付き炭酸注入キャップにセットで付いています。

耐圧容器(炭酸飲料容器)

炭酸飲料用のペットボトルを使用します。市販の炭酸飲料が入っているものやホームセンター等で購入できます。お茶等の炭酸飲料以外の容器は使用すると破裂する恐れがありますので使用できません。くれぐれもご注意ください。

※炭酸飲料の空きボトルを再利用する場合は、キズなどがないか、古くないか確かめてご利用ください。

あると便利な「電動式ペットボトル撹拌(かくはん)機」ソーダシェイカー

Beeタンの炭酸水製造機は基本的には手動でボトルシェイクすることにより強炭酸水をつくります。なので、手軽にコスパよく強炭酸水が作れることが最大のメリットですが、ソーダシェイカーはBeeタンの炭酸水製造キットで手動の代わりに、ボトルをセットしスイッチオンするだけで自動で振動させ強炭酸水を作ることができます。毎分200回〜800回(調整可)の高速回転によりペットボトル内部の炭酸ガスを撹拌(かくはん/シェイク)しおよそ30秒で「きめ細やかな強炭酸水」を製造します。※手動に比べるとおよそ1.5倍〜3倍の撹拌力の違いがあります。

強炭酸水の作り方 手順

  1. ペットボトルに浄水を入れて冷蔵庫(5℃)で冷やしておきます。

    必ず浄水器を通したものをご利用ください。
     水道水をそのまま使用するとカルキ等の匂いが残る場合があります。

  2.  

    ペットボトルの水の量は6割

    ※炭酸ガスはペットボトル内部飲料の温度にとても敏感に反応するんです。
    温度が高くなるほど炭酸ガスが溶け込みにくくなります。

     

    たとえば冷やしていない浄水(15℃くらい)に炭酸ガスを注入する場合はガスの入りが極端に悪くなります。目安として覚えておくと良いです。

     

    水の温度が低い=炭酸ガスが溶け込みやすい
    水の温度が高い=炭酸ガスが溶け込みにくい

     

     

  3. 炭酸注入キャップを取り付けて、4気圧〜6気圧で炭酸ガスを注入します。
  4. キャップを取り付ける時のポイントで、ペットボトル内部の空気を抜き出しておきます。内部の空気を抜いておくことで炭酸ガスがその分入りやすくなります。

     

    空気の抜き方はキャップを締める前に容器を凹ませてキャップを締めるとよいです。内部の空気が完全に抜けた状態から炭酸ガスを注入すると、より強い炭酸水になります。

     

    炭酸ガスの圧力は市販のコーラが3.8気圧程度ですので、4気圧〜6気圧の間ですと美味しい強炭酸水になります。

    6気圧以上になるとガス圧が強すぎて飲料の旨味が損なわれるのと、容器の破裂などの注意が必要です。傷のある容器や炭酸飲料以外の容器は使わないようにしましょう。

     

     

  5. ペットボトルをシェイクして炭酸ガスをなじませます。
  6. 炭酸ガスを注入中にペットボトルをシェイクします。この時に容器は横向きの状態で両手で持ち、前後左右に振って炭酸ガスを水に溶け込ませます。

     

    溶け込んだ分容器がさらに凹みますのでその分炭酸ガスが再度注入されていきます。この繰り返しを炭酸飽和状態になるまで続けますが、概ねボトルシェイクの回数は100回程度行います。

     

    電動式ペットボトル撹拌機・ソーダシェイカーを使ったシェイクはこちらを参照ください。

     

     

  7. チューブを取り外して専用のフタをします。
  8.  

     

  9. 出来上がったら冷蔵庫で半日程冷やしておくとさらに美味しくなります。

どの炭酸水メーカーで作っても同じ事が言えますが、作りたてより半日程度冷蔵庫で冷やしておいた方が断然美味しいです。

 

作りたては口当たりが荒い感じですが、半日ほど時間を置いたものは炭酸ガスはまろやかで口当たりの良い美味しい炭酸水になります。

 

これは炭酸ガスの「冷やす事でさらに溶け込む性質」を利用した作り方でおすすめです。

 

 

飲料の温度で違う、炭酸ガス気圧と濃度の関係

炭酸水を作る時の飲料の温度とガス圧の関係です。目安として覚えておくと良いです。
冷やした状態と常温では出来上がりが全然違うことがわかります。

 

炭酸ガスを注入する時の目安

冷やした浄水(5℃)に炭酸ガスを注入した場合
  2.0気圧 微炭酸水
  3.0気圧 一般的な炭酸水
  3.8気圧 強炭酸水
  5.0気圧 超強炭酸水
  6.0気圧 超強炭酸水+ (非推奨)
  8.0気圧 超強炭酸水++ (非推奨)

 

冷やしていない浄水(18℃/年平均)に炭酸ガスを注入した場合
  2.0気圧 微炭酸水
  3.0気圧 弱い炭酸水
  3.8気圧 一般の炭酸水
  5.0気圧 やや強い強炭酸水
  6.0気圧 超強炭酸水
  8.0気圧 超強炭酸水+ (非推奨)

 

※ボトルシェイク50回〜100回程度行った場合の強さ(当社比)

炭酸ガスボンベ5kg(ミドボン)の入手方法

Beeタンレギュレーター

当社専用炭酸ガスボンベ

当社は都内近郊にある大手ガスメーカーさんと業務提携しています。炭酸水専用のガスボンベで、主な使用目的は炭酸水、炭酸泉、炭酸水を使った料理やコスメ等幅広く使用可能です。こちらは現在のところ飲食店様や企業様向けとなっています。

 

価格と詳細

炭酸ガスボンベ5kg

4000円〜6000円 (送料込み/地域により異なります)

保証料 なし (ただし返却されなかった場合2万円の賠償金)
使用期間 最長3ヶ月(3ヶ月後に中身があっても返却又は交換となります)
お申込み メールにてご連絡ください。※Beeタン製品ご利用のお客様のみが対象で、

ガスボンベのみの手配は行っていません。beetan.jp@gmail.com

ボンベ返却 ご連絡いただくと集配に伺います。交換の際は空容器と交換します。送料込み

 

ネットより購入

最近ではネットでも炭酸ガスボンベの販売を行っていますので比較的簡単に入手することができます。使用目的としては大手ビールメーカーの販促品という位置づけになりますので生ビールやハイボールといったアルコール飲料に使用することを目的としています。炭酸水のみの使用目的になりますと販売してくれませんので、購入の際は使用目的を明確にする必要があります。ビールサーバー用、気の抜けたビール復活用、ワインや冷酒に炭酸注入、ハイボール最初から炭酸化等です。

 

価格と詳細

炭酸ガスボンベ5kg

中身のみ(空ボンベと交換) 5000円前後 初回は別途容器代5000円前後必要
空ボンベの送料は別途必要。

保証料 初回購入の場合ボンベ代5000円程度が上乗せされています。
使用期間 6ヶ月前後(購入先により異なります。ご確認ください。)
ご購入のポイント 購入の際に使用目的の項目にチェックを入れる必要があります。
ボンベ返却 返却の際に保証料が返金されます。(購入先をご確認ください。)

 

近くの酒屋さんで購入

Beeタンレギュレーター

近くの酒屋さんで購入するのが一番手っ取り早くてお得です。この方法ですと1本あたり3.2円よりも安く強炭酸水を作ることが可能です。(ガスボンベ代3500円の場合/1本あたり2.8円 )
※強炭酸水のコスパ実験参照
しかし、酒屋さんにあるボンベは大手ビールメーカーの販促品ですので炭酸水用としては販売してくれません。そこでBeeタンでは炭酸ガスボンベ5kgを、個人ユーザーでも手軽に近くの酒屋さんで入手できるように、ご家庭で手軽に楽しむことができる「ボトル式生ビールサーバー」(特許出願済)を開発いたしました。詳細は別途ご覧いただくとして、こちらの商品がございますと、近くの酒屋さんで生樽(ハイボール樽)と一緒に炭酸ガスボンベも購入できます。飲み終わったら贅沢な炭酸水ライフも満喫出来ます。

 

価格と詳細

炭酸ガスボンベ5kg

3000円〜4000円 (初回のみ保証料5000円程度かかります。)

保証料 5000円程度
使用期間 6ヶ月程度(詳細は酒屋さんで確認してください。)
購入のポイント

初回は生樽(ハイボール樽)とガスボンベのセットで購入がおすすめ。
何度か顔見知りになると配達にも対応していただける場合も。
生ビール使用後は、ガスボンベの残量はほとんど減っていませんので、Beeタンもご利用いただけます。

ボンベ返却 返却の時に保証料を返金していただけます。

 

詳しくは炭酸ガスボンベ5kgの入手方法3つをご覧ください。

強炭酸水の作り方マニュアル

Beeタン使用説明書 内 容

   1本3.2円!強炭酸水の作り方手順と必要な部品-炭酸水メーカーBeeタン
   PDFファイル(640KB)

  各部の名称P 2
  ご使用上の注意P 3〜P 4
  強炭酸水の作り方P 5〜P 7
  免責事項含む

1本3.2円!強炭酸水の作り方手順と必要な部品-炭酸水メーカーBeeタン

炭酸水メーカー関連リンク